子どものころ私は、色が白いのを友人にからかわれるのがいやでしようがありませんでした。なんとか男性的な黒い肌になりたいと思い、緑茶で顔を洗ってみました。湯飲み茶わんにつく茶渋の色から連想して、緑茶で洗顔すれば肌が黒くなるだろうと考えたのです。ところが予想に反して、黒くなるどころか、ますます色白になるばかり。がっかりでした。
私の鍼灸治療院で、治療時に女性の患者さんから美容の相談を受けることも多いのですが、なかでも「色白になる方法はないですか」という質問をする人が多いのです。美白クリームは多々ありますが、値段もけっこう高いもの。そこで、子どものころの経験から思いついたのが「緑茶洗顔」です。
緑茶に含まれる渋みの成分カテキンには、紫外線から皮膚をブロックし、メラニン色素の生成を抑えてしみを薄くしたり、肌を白くする作用があるといわれています。強い殺菌作用と肌を引き締める収斂作用があることもわかっており、ニキビやニキビあとの肌の修復にも役立ちます。日焼けあとのほてりをしずめたり、老人性のしみなどがある人にもおすすめです。一番煎じの緑茶は刺激が強いので二番煎じ以降の出からしを、よく冷ましてから試してみてください。