年齢を重ねていくと、肌の若い人と、しみやしわなどで肌老化が進んだ人とでは、ずいぶん 見た目の印象に差が出てきますね。実年齢はだれでも平等に増えていきますが、肌年齢はスキ ンケアによって驚くほど違ってくるのです。
次々と登場する化粧品や美顔エステ、美肌のためのサプリメントなど、しみ・しわ・たるみ を防ぎ、美肌を保つために提供される商品やサービスは、ますます多様化しています。それら を賢く活用し、老いても美しく整った肌を維持している人が増えている一方で、情報に振り回 され、効果は使った費用に比例するというような安易な錯覚にとらわれる傾向もあるのではな いでしょうか。
このサイトでは、私たちの身の回りにある素材や用具を使ってでき、お金も手間もあまりかからず、 むずかしいテクニックも必要としない美容法を、スキンケアの基礎理論、洗顔、手作り化粧品、 パック、マッサージ、食事などの項目に分けて、基本的なメイクアップ法までご紹介していま す。
日々のスキンケアを見直して、しみやしわ、たるみなどを予防し、張りがあり、きめの整っ た健康な美肌を育むためにお役立てください。
しみ・しわ・たるみ予防というと、即「どんな化粧品を使えば効果的?」と思う人が多 いようです。その背景には「美容法とは肌に何か与えること」という発想が入り込んでい ないでしょうか。化粧品はとても大切ですが、その前に考えたいのは肌細胞のことです。
人体にはおよそ60兆個の細胞があり、それぞれの細胞に役目があって、その役目を果 たすために必要な力は、遺伝子のDNAに十分組み込まれています。過食が体によくない のと同様、肌細胞も栄養を与えられすぎると過保護な親に育てられた子どものようにか弱 くなって、本来の力を発揮しなくなってしまいます。かといって「自然のままがいいから 何もしない」のは、手をかけなさすぎ。そもそもすべての細胞には、異物から身を守り、 命のもとである水分を保持する役目があり、体表をおおう表皮には、バリアを張り、外界 から体を守る機能が備わっています。しかし、厳しすぎても甘やかしすぎても子どもがち ゃんと育たないように、乾燥や汚れた空気、紫外線などにさらされている肌には、適度で 適切なケアが必要なのです。
表皮は、およそ28日で入れかわります。これをターンオーバーといいます。肌質を悪 化させるのは、ターンオーバーのリズムの乱れと、その結果として生じる角質の状態の悪 化。どちらも肌細胞本来の働きが発揮できなかったことが背景にありますが、その肌細胞 を支えているのは、表皮の下にある真皮を流れる血液です。つまり、血流がよく、順調に 栄養が届き、すみやかに老廃物が運び去られていれば、肌細胞は本来の働きをとり戻し、 肌は自分の力で美しくなるのです。
美しい肌とは、清潔で、なめらかに整った角質が、ほどよい皮脂でおおわれた、うるおいのある状態。その状 態のために、新陳代謝による角質の除去を手助けするクレンジングや洗顔を行い、水分や皮脂を補う化粧水やク リームを必要なだけ補うのが合理的なスキンケアです。手作りコスメも進化し、かつて「レモンの輪切りを顔に」 など、乱暴な美容法が横行したのがウソのように、近年の化粧品や美容法の進歩は目覚ましいものがあります。 ただし、どんな化粧品や美容法をとり入れる際も、大切なのは、自分の肌が持っている本来の美しくなる力を生 かすことです。手のひらから愛情を注ぐような、ぬくもりのあるケアを習慣にすることが、美しい肌をつくる最 高のコツだと思います。
|