日焼けやしみのもとであるメラニンは、肌を形成している組織のひとつメラノサイト(色素細胞)がチロシナーゼという酵素の働きかけを受け、生成されます。りんごポリフェノールは、このチロシナーゼの活性を阻害するのです。ただ単にメラニンの生成を抑制するだけでなく、紫外線によって肌細胞内で発生する肌老化の原因物質・活性酸素を強力に除去し、肌の自己回復力を高めます。また、日本小児アレルギー学会において、りんごポリフェノールには抗アレルギー作用があるという発表もされており、専門家の間でも注目を集めています。

このりんごポリフェノールを抽出したエッセンスを、こくのある美容クリームにした、「りんご美容クリーム」に期待される効果は大きく分けて2つ。1つは、肌の表面に膜を張った状態をつくり、乾燥を防ぐこと。もう1つは、膜を張ることで、りんごポリフェノールの肌への浸透を高めることです。このダブル効果が、しっとりとした白い肌をもたらしてくれます。

酵素は、細胞内の代謝をスムーズにする触媒物質であり、人間も含め、すべての動植物が生存するためにはなくてはならないものです。ところがこの大切な酵素も一生のうちにつくり出される量には限界があることがわかってきました。それを補い、節約するには、酵素(消化酵素)を大量に消費する肉食を減らし、酵素の豊富な生の野菜・果物、発酵食品などを十分食べるのがいちばんです。すでに欧米では、賢明なセレブがこぞって酵素の豊富な食事をとり入れており、スキンケアに酵素を使う人も増えています。

肌は、体の中で最も新陳代謝の盛んな器官のひとつ。その代謝を、酵素をスキンケアに使うことで活性化できます。そもそも肌トラブルのほとんどは肌の代謝力の衰えによって起きています。しみ・そばかすは、メラニン色素の代謝がうまく行われないために増え、しわも肌の代謝・ターンオーバー周期が乱れて起こります。いずれも紫外線などにより増加する活性酸素が原因のひとつとされていますが、酵素には、代謝を高めるだけでなく活性酸素を除去する力もあります。「酵素の化粧水」は、肌にスッとなじみ、余分な皮脂も抑えてくれます。食品から作るものですから飲むこともでき、飲んで塗ることで体の内と外から作用して、効果はいっそう高まります。

話題を集めるデトックス(毒素排出)理論でも、にんにくの硫化アリルは「体内の毒素をとり込んで悪さを封じ込めてくれる食材」として積極的な摂取がすすめられていますが、このにんにくをスキンケアに利用しても、あたかも肌をデトックスするかのような効果があります。なぜこんなに効果があるのか、にんにく研究で理学博士になられた大学教授に尋ねたところ、肌に作用するにんにくの主成分は、硫化アリル(硫黄有機化合物)が変化したアリシン、S‐アリルシスティン、ビタミンB2・E効力、セレンなど。アリシンやS‐アリルシスティンは強力な殺菌作用・抗酸化作用で肌を清潔に保ち、ニキビなどを防ぐ働きがあるうえに、毛細血管に入り込んで血行を促進。細胞の新陳代謝を高め、老廃物の排除を促してくれるので、しみやアトピーを改善する効果も期待できるのだそうです。

また、私たちの皮膚は防御機能を持っていて、有用成分でもブロックするようにできていますが、にんにくのアリシンと皮膚タンパク質は結合して皮膚細胞と親和性の高い物質となり、ほかの有用成分も道連れにして皮膚細胞内に浸透。日焼け予防や保水カアップなど数々の作用を発揮します。そのにんにくを日本酒に漬けた「にんにく美容液」をつければ、きっと、そのすばらしさを納得していただけるでしょう。

ゆずの種には、肌が老化する大きな原因といわれる活性酸素を消去したり、傷つけられた細胞を修復したりする作用があり、その働きでしみができるのを抑えます。また、血行促進作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用などが報告されているフラボノイドの一種ヘスペリジンなどの化合物類といっしょに肌細胞に作用して、アトピーをはじめとする不快な皮膚トラブルを解消するほか、くすみやくまのない透明感のある肌をつくります。

ゆずの種の中心部にある不飽和脂肪酸は細胞膜の素材になるもの。ですから、これを補充することで、細胞がふっくらとよみがえります。さらにペクチンが肌表面をおおい水分の蒸発も防いでうるおいを保つので、肌は内外からしわを改善することができるのです。

多くの効果が期待されるゆずの種の成分がとけ込んだ「ゆずの種の美容液」。食品だけでできているので安心して使えて、アトピーや肌荒ればかりか、軽度の切り傷にも効果があったという報告もありますが、柑橘類にアレルギー反応を起こす人もいますので、パッチテストはお忘れなく。パッチテストでは異常はないのにピリッと刺激を感じる、という場合は、精製水で適度に薄めて使用してください。 

私たちは日々、大気中の有害な化学物質や細菌、肌細胞を遺伝子レベルで攻撃する紫外線など、多くの環境毒素にさらされています。この過酷な状況の中、私たちの肌を守っているのが、肌の表面にある角質です。角質には、これら環境毒素の侵入や、肌の水分が空気中に逃げていくのを防ぐ働きがあります。この働きが低下すると、肌は無防備になってかさつき、小じわやしみ、くすみが出やすくなります。

ところが、女性の多くは肌を洗いすぎ、スキンケア時やファンデーションをつける際に肌をこすって、気づかないうちに角質を削りとっています。しかし、長年のケアのやり方は一種の癖になっていて、急に変えるのはむずかしいもの。ならば角質保護成分を使ってスキンケアする方法をとり入れてはいかがでしょう。

海藻はフコイダンという角質保護成分を含んでいます。潮が引いた波打ちぎわで日に照らされても海藻がなかなか干からびないのは、このフコイダンのおかげ。その作用をスキンケアに活用すれば、肌の保湿力を高め、角質を保護することができます。

フコイダンには、肌細胞の保湿成分と性質が似ているというメリットがあります。そもそも私たちの体液は海水とほとんど同じ成分ですから、海藻のフコイダンが肌になじみやすいのもうなずけます。

こんぶのかたい部分に多い「F‐フコイダン」には、角質深部の保湿作用と細胞の増殖や血管の新生を導く働きがあることも判明しました。この働きにより、傷や紫外線による炎症などの回復を早め、肌の代謝を高めて、肌の弾力のもとであるコラーゲンやヒアルロン酸の配列を整え、できてしまったメラニンの排出もスムーズにしてしみの改善にも効果を発揮します。 

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